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【ほぼ百字小説】(5064) 前を通りかかって見るたびに、少しずつ沈んでいた。両隣は何ともないのに、その家だけが沈んでいく。完全に沈んで深い穴になり、今そこには蓋がしてある。あれは家ではなく乗り物なのだと知らない人が教えてくれた。
 

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