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【ほぼ百字小説】(5036) いかにも食べられそうな色と形をした実をたくさんつけた木が、この町にはいくつも立っていて、でも誰もとらないから、やっぱり食べられないのだろう。越してきた頃よりだいぶ増えたのも、食べられないからだろうな。
 

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