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【ほぼ百字小説】(5023) 踏切で電車の通過を待っている。ゆっくりゆっくり満員電車が通過していく。ゆっくりだから、吊り革を持って窓の外を見る顔がすべて同じ顔であることがわかる。向こうも同じくらい驚いた顔で、こっちの顔を見ている。

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