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【ほぼ百字小説】(5016) 踏切で列車を見ている。警報機の点滅に合わせて母の横顔が赤く染まるのが夕焼けみたい、と思いながら見上げている。貨物列車は長くてなかなか通過は終わらないが、通過を待っているのではなく、これを見に来たのだ。

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