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【ほぼ百字小説】(4914) 突っ立っているだけと思ったら、通りかかるたびに身体の向きが違っていて、そうだとわかった。抜けると近道になる公園の林の中、木々の間にその人が見える。一日一回転。最近は顔が見える時刻に通るようにしている。

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