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【ほぼ百字小説】(4873) 坂の途中の店だ。坂の下から一気に駆け上がる途中で力尽きて振り出しに戻ったり、坂の上から狙いを定めて駆け下りたつもりが勢い余って通り過ぎたり。ずっとそんなことを続けていて、今さら石段を使う気にもなれず。

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