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【ほぼ百字小説】(4830) まあいちどくらいは恩返しを、と物干しの亀が言ったが、乗せていってくれるのではなく電車、竜宮城ではなく大阪城。天守閣への入場券は自分で買った。しばらく景色を眺めて電車で帰ってきた。そんな亀は今、冬眠中。

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