感想とかではないが何を言ってもネタバレになるかもしれないので『レプリカントの葬列』を終えた人間の呻き
しばらく呆然と噛みしめる時間を味わってからなんらかこの渦巻くものを言語化できたらと思うんですが
この一週間、HO1イチくんにガチ恋しかけたせいでPLのちうさんにまでガチ恋しそうになって限界になったり、イチくんのイラスト見るだけで限界になったり、
調ちゃんの行く先が心配すぎて本当にいろんなものを抱えながら情緒不安定になってたけど、
今、物語を終えたことで調ちゃんがフッと自分から離れてEDの向こうで歩き出したような感覚がある キャンバスから離れて命を持つように
だから今すごく安らかな気持ち ひとつの人生を生ききったような気持ち 人生かかってんだぞってこの一週間何回も言ったけど、かけにかけまくった人生を全部解き放って出し尽くした
調ちゃんイチくんと末長く幸せに暮らしてくれ〜〜
イチくん調ちゃんのそばにずっといてくれ〜〜たのむ〜〜
CoC『レプリカントの葬列』を終えた人間の呻き(ネタバレあるよ)
まだ放心タイムなのだが思いついたことは書いていこうかなと
自HO2調ちゃんは犯人見つけたら銃を撃って自分も死のうかなと、積極的ではないにせよそうしようかな……くらいにぼんやり考えてたんだけど、
HO1イチくんと暮らして怪盗業やってるうちになんかそれが日常になってしまって、なんでこんなことやってるんだろうなと思いつつたぶんどこかで楽しいと思ってしまって、過去を知りたいとか少しどうでもよくなってしまったところがあったんだと思う
なので、最後とどめを刺したかったような気もするんだけど、刺さなかったのは調ちゃんに合ってたかな イチくんに出会う前だったり、イチくんのことが信じられなかったり、過去のことを受け入れられなかったりした調ちゃんだったら、コクチョウに高笑いされたときノータイムで撃ってたと思う
結局構えただけで撃てなかったね イチくんにやらせてしまったことは罪悪感おぼえたな 過去に始末つけようと思ってたのに自分で始末をつけられなかった〜
でもだからこそ調ちゃんの中でイチくんの存在が本当に重いんだなって分かったできごとでもあった ふたりでひとつみたいな感覚になった 調ちゃんにできないことはイチくんがやろうとしてくれる 絵に描いた憧れのひと
CoC『レプリカントの葬列』を終えた人間の呻き(ネタバレあるよ)
両親の死を引きずりつつも調ちゃんは「昔にそのまま戻りたい」とは思ってないので、レプリカントで生きた人間が蘇ることは倫理に反することだという信念があった なくしたものは過去で、なくしたままの今は現在で、という断絶がはっきりある感じ
なので父の真実が明るみになってからは、倫理に反する行いをした父の始末をつけたいという思いがどこかにあった 父の真実を知るほどに自分がすべて知らなければという思いと、その責任を取る手段は「死」ではないということがだんだんと分かっていくような感覚があった
調ちゃんが真実に踏み切るために必要な最後の一歩は「イチが自分の過去にどう関わってるか」だったけど、イチくんが自分を本当に案じてくれてることや、イチくんも何かに苦しんでることがわかって、イチくんがいれば大丈夫かもしれないとだんだん思えるようになってきた
そして終盤に近づくほど「自分のことを知りたい」「父のことを知りたい」「イチと一緒にいれば大丈夫」が核
になっていった感覚があった 揺れながらもブレずにいけた
なのでイチくんがなんにも話さねえしなんにも頼ってくれないので調ちゃんは「私がなんとかする」のメンタルになって相対的に頑張らなきゃの姿勢になった気がします!!
CoC『レプリカントの葬列』を終えた人間の呻き(ネタバレあるよ)
失くしたものを蘇らせたい人が父のもとにたくさん集っていたけれど、「失くしたものを取り戻したい」の感覚は調ちゃんにもあって、ただそれははっきりとした思いではなかった ぼんやりと、あのときの犯人を見つけたら何か変わるのかな、くらいの感じ
調ちゃんはあのときから時が止まっていろいろと抜け落ちてるので、絶対に犯人を見つけたいとか、オリジナルの絵が描けるようになりたいとか、そういう熱い思いみたいなものがぼやけてた
イチくんに出会ったことで、調ちゃんは「自分がどうしたいか」の輪郭を取り戻すことができた 過去のことをほかでもない自分が知らなければいけない、レプリカントがこれ以上悲しむのを止めたいという使命感 なくしたものは戻らないから今自分はまだここに生きているのだという感覚
イチくんは父の想いを託されたレプリカントらしいので(まだ秘匿シーンの詳細知らない)、なくしたものがまだ生き続けていてくれたから、調ちゃんは真実に辿り着くために最後まで立っていられたんだね
CoC『レプリカントの葬列』を終えた人間の呻き(ネタバレあるよ)
レプリカントの存在は倫理に反しているという信念が調ちゃんにはあり、けれど自分は望まれて生まれ、自分の意思でここまで生きてきたという記憶がある
だからイチくんが「なくしたもの」になっても、すぐにもう一度描こうと思ったのは、両親のエゴから生み出され、そして今まで生き延びてきた自分の存在を肯定するために一度だけ「ズル」をしてもいいでしょうと思えたからなんだと思う
イチくんが自分の描いたキャラが元になってるとしたら、イチくんは自分の理想通り動く操り人形になってない?と悩むED後の調ちゃんはありそうだが……
でも本人にそれを聞くと、
「え〜俺ちゃん、調ちゃんの言うことならなんでも聞いちゃうよ? 仰せのままに〜」
とか言ってきて調ちゃんが眉をひそめる
というか調ちゃんはイチくんがいたおかげでちゃんと生き延びられたし、イチくんのことかけがえのない存在だと思ってるし、これからも一緒にいたいと思ってるんですけど、
イチくんのほうはどうなんですかね!?!?!?!?
チャラ男なーーんにも言わないから調ちゃんがこのままだと不安になっちまうよ!! また溶けたり消えたりいなくなっちゃうんじゃないかって不安がる調ちゃんを安心させてくれよ〜〜!!
レプリカントの葬列 自陣語り(シナリオのネタバレある)
このツイ〜トを見てちょっと考えたことを書き留めるだけ。
https://twitter.com/ask27___/status/1836991208184500480?s=21&t=hIcoOaevgn3HZjnTFs5eZA
調ちゃんはシナリオ中で左寄りから右寄りに移動したタイプかなあと最初思ったけど、
正直左ほどの覚悟もないかな……と思い直した。
たぶん死ぬにしてもイチくんに殺されることは選ばないだろうと思う。シナリオ開始時〜途中くらいは。ただひたすら怖かったから。彼には自分の過去とかいずれ終わりたい願いとかそういうのとは関係ないところにいてほしかったと思うから。
そもそも調ちゃんは「殺してほしい」じゃなくて「死にたい」でもなくて「終わりたい」のタイプなんだよな。
でも自分の命が愛されつづけてきたことを知ったから、この命ごとイチくんと生きたいと願ったから、「続けたい」になったのかな。
シナリオ中は急所を触らせないしイチくんも触らないと思う。はい。
シナリオ終了後はたぶん触られても驚くくらいで警戒はもうしないかな。無意識でも意識の上でもイチくんは自分の命の一部判定してるので距離感バグることもあるでしょう。
あっさり触るし触らせるので警戒心なくて年頃の女性として大丈夫か心配になっちゃうイチくんがいたらいいですね。
レプ葬 自陣語り
調ちゃんはイチくんのトリセツとかわかりません というか言語化できません!なんもわかんねーから!
なんとなくね イチくんは相手の行動をパターンに落とし込んで理解して最適な行動を選択するのが得意だと思うんだけど、
調ちゃんは言語化できない理解が先行してその場の行動に逐一反映されてるタイプだと思うので、「この人はこう」みたいなパターンを常に更新し続けるのかもしれない(なのでわりと思い立ったらガッと行動派に見えがち)
調ちゃん、イチくんのことはシナリオ途中で「彼はどういうひとなんだろう」って初めて知ろうとし始めたので、シナリオ終了時点でも「何も知らない」と思ってる
なので調ちゃんがイチくんのトリセツを作れるようになるころには、二人の関係性もなんらか変わってるんじゃないかと思います [参照]
レプリカントの葬列 自陣イメソン語り(ネタバレあるよ)
EDのこと思い出してしみじみと涙が出た
https://www.uta-net.com/song/61859/
シナリオ最後に光の中へもう一度イチくんを呼び戻したのは調ちゃんなのだけど、調ちゃんを光の中に連れていってくれたのはイチくんなんや……
最後に絵を描けたのは、調ちゃんが自分の命が愛されて肯定されつづけてきたことをきちんと理解したからなので。
失う前の自分が憧れたひと(スケッチブックに描いたことをそう解釈している)が、両親が、作られたこの命が自分を守ってくれて生かしてくれていたことをちゃんと分かったから、受け止められたから、今度は自分の番だと思ったところもあるのかも。
ED後の調ちゃんがイチくんに対して知りたいとか何かしたいとかのアクション強めに出るとしたら、それは自分がしてもらったことを返したいからというのもあるのかもしれないなあ。
あなたも私と同じように大切で慈しむべき命であることをちゃんと伝えたい、私が大切にされたようにあなたのことを守りたい、という強い気持ち。
CoC『レプリカントの葬列』を終えた人間の呻き(ネタバレあるよ)
シナリオが終わったので改めてイメソンを語るぞ
1日目終了後も語ってたサンタマリア
https://www.uta-net.com/song/146926/
探し回ってた呪いを解かすナイフってさあ……
シナリオ終えたあとだと、調ちゃんの心の支えとかだけじゃなく、あの頃の感情とか、幼い頃に抱いた憧れとか、想いを絵にする力とか、そういうのが全部詰まってんじゃ〜ん!!!!(イメソンオタクはなんでもこじつけるぞ!)
イチくんがなんでナイフ使ってたのかは分からないが、もし調ちゃんがナイフ使って戦うのかっこいいな、とか思って描いてたら胸熱だな……
調ちゃんの「自分の過去を知りたい」「自分のことを知りたい」の気持ちは「イチのことを知る」をクリアしないとスパートかけられなかったんですが、「自分のためにもイチのことを知りたい」と思えたことがイチくんの存在目的につながるのあまりにも尊いな……。
調ちゃんがなくした家族、思い出、絵を描く力、描きたいという思い、こうしたいと強く願う気持ち、全部イチくんに詰まってたしイチくんがくれたんだな……マジで命の一部なんだが……。
CoC『レプリカントの葬列』を終えた人間の呻き(ネタバレあるよ)
1日目の録画ちょっとずつ見直してるマン!
初めて遭遇したレプリカントが、気持ち悪くてうずくまってる調ちゃんを攻撃して、ざっくりケガしたとき、イチくんめっちゃ怒ってたんだよね。
「大事な大事な調ちゃんを」って言われててハッ……となったよ。どこかに残る父の想い……。
調ちゃんが傷つけられたらめっちゃそのぶんやり返そうとするんだよね。純度の高すぎる「守りたい」の片鱗を感じる。
イチがこんなに心配してくれて、大事にしてくれて、守ってくれたから、それがちゃんと伝わったから、調ちゃんは「イチがいるから大丈夫」って最後まで立っていられたんだろうなあ……
CoC『レプリカントの葬列』を終えた人間の呻き(ネタバレあるよ)
調ちゃんがツバキちゃんとお話してるところまで来たぞ
「財前さんは最初は絵になりたいって言ってたけど、あなたと過ごすうちにそのままでいいって思うようになってた」
これ、自分のことや………………
調ちゃんも最初は自分の命どうでもいいしなんにもないし犯人見つけたら死のうかなって思ってたけど、イチくんと一緒にいるうちに、このままでいいって思うようになったんや……
でも「レプリカントで死んだ人間を蘇らせるのは間違ってる」「父は間違ったことをしていた」「私はそれをおかしいことだと思う」みたいな信念はここでハッキリ固まったと思う
ツバキちゃんへの「あなたも私と同じなんだね」は、もう二度と戻らないものから離れられず、時を止めてしまっていることを言ったんだと思う 調ちゃんも犯人を見つけたらなくしたものが戻るかなってぼんやり思ってた でもどこかで、そんなものは戻らないと思ってることがここに来て調ちゃんもわかったのかもしれない
CoC『レプリカントの葬列』を終えた人間の呻き(ネタバレあるよ)
録画全部見終わったー!
自分のRPマジつたないぜ……と反省するところ膨大にありつつも、調ちゃんの自我固まっていく過程を改めて確認してホロホロ……となっていた。
イチくんが調ちゃんを気遣ってくれたり、カワイイねって言ってくれたり、調ちゃんが言うならやるよ、っていう姿勢だったり、そういうのが終わってみると全部、自我の形成しきってないこどもに対する振る舞いにも見えてきてしまう。
調ちゃんは自分の意思や感情を自分で感じ取りにくくなってしまってたので、イチくんが「大丈夫?」って何度も心配してくれたことで自分が「大事にされている存在である」ってことを感じただろうし、イチくんが楽しそうにしてるから、ああこれって楽しいって感じることなんだ、って分かることがあったかもしれない。
イチくんはいつも感情豊かだった。それがある程度繕った見せ方にせよ、調ちゃんにいっぱい感情を向けてくれた。上手く気持ちを言葉にできないこどもに対して、「これがやりたいんだよね」「こう思ってるんだよね」「ここで見てるから大丈夫だよ」って語りかけるみたいに。
だから調ちゃんは過去から時計の針を動かして、現在の自分とイチくんとの日々を愛おしく思えるようになったんだと思う。
CoC『レプリカントの葬列』を終えた人間の呻き(ネタバレあるよ)
終わった直後、イチくんに対して「よく考えたらあいつ調ちゃんに自分の気持ちとかなんも言ってなくない!?!? オイ言えよ!!!!!!」みたいな感じになってたが、
録画見直して改めてじっくり噛み締めたあとだと、イチくんのBIG LOVEの大きさとあたたかさにひたすら涙するようなテンションになってる。
チャラ男ムーブとして振る舞われてた「カワウィーね⭐︎」「調ちゃん大好き⭐︎」ムーブが、ぜんぶぜんぶ調ちゃんに対する「君はとっても大事な存在なんだよ」のメッセージにも思えてきてしまう……。
この「大事な存在」は必ずしも「イチくんにとって」ではないのだろうと思う。イチくんは「自分が」調ちゃんをどう思ってるかなんてそんなことはたぶん些末なことで、それよりもまず「調ちゃんは大事な存在」という大きな概念が掲げられてるような感じがする。誰にとって、というわけでなく、「君が君としてそこにいるだけでいい」という深い見返りのいらない愛。
チャラ男ムーブがしみついてるので、調ちゃんに冷たくされるとへこむんだけど、デレられると困惑するんだよね。それは調ちゃんに向ける愛に対して見返りはないものとして最初から接してるともいえるのかなと思っていた。自我1歳の一方向デカ感情だ。
レプ葬 自陣 妄想
すこしカプ色の強い妄想なのだが
https://twitter.com/2ka_yag/status/1840727783947083815?s=21&t=mI3F5Iv6LOut73wfh_pD8g
いろいろあったイチくんが本気で調ちゃんのことを口説こうとするけどなーんにも伝わらないの見てえ〜〜!!
「調ちゃんとこれからも一緒にいたいな……なーんて……」
「私も」
「(おっ……?)」
「あなたのこと心配だから、そのつもりだけど」
「(心配か〜〜〜〜)」
「調ちゃんは俺ちゃんの人生のパートナーみたいなものっていうかさ……」
「私もそう思う」
「(おっ……!)」
「イチの人生、お父さんと私が作ったようなものだし、そういう言い方もできるのかも」
「(なんか……違う……)」
言葉通り受け取ってもらえず困ってるイチくんと、理解が一足飛びすぎてちょっとズレてる調ちゃんが見たいだけなんや
CoC『レプリカントの葬列』を終えた人間の呻き(ネタバレあるよ)
今までキャラクターのイメソンみたいなの選んできたけど、シナリオのイメソンはこれかな〜
https://www.uta-net.com/song/153163/
“幸福(しあわせ)の記憶だけ残したいと願いながら 優しく無意味に消える日まで”
お父さんの思いでもあり、アブホースの思いでもあり、これからの二人のようでもあり……
二人とも神さまからこぼれ落ちた奇跡の欠片みたいなものなんだよね 神の欠片から生まれた本来あるはずのない命 葬列に加わって光に消えた命たちと反対の方向に調ちゃんはイチくんを呼び寄せた あれは神の力と確かな愛を受けて生き延びてきたこの命を肯定するための儀式だった
名前の話だけど、今後調ちゃんは本当の名前を名乗るか自分で決めたペンネームを名乗るのか、どっちかなあ
イチくんの名前はおそらく自分で決めたのかなと思うんだけど、イチくんがこれからもその名前を名乗り続けるなら、調ちゃんもどちらの名前も大事にしていくだろうな
「暁音」の名前は、夜明けのオタクなのでそういうイメージで決めました。雨のあとには陽がのぼってほしい。そしてまた雨が降るときもある。いつか雨がいとおしいと思える日も来るかもしれない。