体罰の話 

Twitterで、動いてる車に走っていった子どもを平手打ちしてめっちゃ怒ってた親御さんがいたっていう投稿を見た。
親御さんの反応としては、急なことでびっくりしただろうしすごく必死だっただろうなと思う。
でもその投稿に「素晴らしい対応」って称賛の声が多く集まってるのにちょっと違和感を持った。本当に大切なときには体罰は必要、っていう声が多く上がってた。

もともと近年に子どもへの体罰が一律禁止って法律になったのは、恐怖や暴力による教育効果は一時的なものでしかなく長期的には悪い影響を及ぼす、って研究結果か積み重なってきたのが大きいと思う。
でも実際にちょっと言って聞かせるくらいじゃ上手くいかないのが子どもというものだから、子育てに悩む人はたくさんいる。深い悩みの中で、体罰はダメっていうのは理想論だと感じる人もいるんだろうと思う。
でもアプローチするのはその悩みのほうでは?とやっぱり思ってしまって……。

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体罰の話 つづき 

体罰は子どもだけでなく親にも大きい影響を及ぼすのを肌で感じることがある。体罰は、いくら言っても聞いてくれなかったのに、叩いたら言うことを聞いてくれた、という成功体験になる。
親も一人の人間なので、いつもベストの対応ができるわけがない。へとへとに疲れながらもなんとか子育てしてる中で、そういう手段があると学習してしまうことがある。
「本当はやっちゃいけないけど」とその手段に頼ってしまって、それが常態化してるお家もある。「体罰が本当に必要なとき」だけ冷静に行動できる人ばかりではない。

どうしたら体罰に頼らずに上手くいくか、っていうのは子どもそれぞれによるし、その方法を探していくのもめちゃくちゃ難しいしコストもかかるので、悩んでる親子はすごく多いと思う。
だから、ただ「ダメ」っていうだけじゃ何もならないし、その難しい悩みに付き添える仕組みはいくらあってもいいと思ってる。一人の人間を育てるって、親だけが背負える負担じゃない。

いろいろ考えつつも、ひとまず「体罰はやらないほうがいい」という前提は社会で最低限持っておかなくちゃいけないんじゃないか……と思った話。

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