“まちがって専業主婦優遇策と呼ばれていますが、その実、この制度から得をするのは、専業主婦を妻に持つ夫、その専業主婦を「見なし専業主婦」として「130万円の壁(のちに150万円)」まで低賃金で保険料の使用者負担なしで働かせる雇用主たちです。労働力不足を補うために政財官界で権力を持つ男性たちが結託して創った「オジサン優遇制度」です。これに対して、全国婦人税理士連盟代表(当時)の遠藤みちさんが大蔵省(現・財務省)に抗議文を持って行ったとき、なんと言われたか。担当の役人は、「なら、年寄りのお世話は誰がするんですか」と言ったそうです。語るに落ちる、とはこのことです”

上野千鶴子「103万円の壁で得してきたのは主婦ではなくオジサン」壁を上げてまで温存しようとする本当の理由 主婦を介護要員として低賃金に留めてきた配偶者控除制度をまだ続けるのか | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

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いやほんと、このルールって誰得だよ、とずっと思ってました。働いた方が損、だと思わされる女性側は全く何も得していないですよね。妻を家政婦としてキープできる、したい、オヤジたちだけですよ得してるのは。


30代で会社経営していた時、ある在宅業務を専業主婦絶賛子育て中の同級生にお願いしていたんです。とてもプロな仕事をしてくれていて、彼女のいずれフルタイム復帰を見据えてもっと仕事しないか、103万円を超えても年金増えるし、この変なシステムを一緒に無視しようぜと持ちかけたけれど、103万円は絶対に超えたくないと強い意志で断られてガッカリしたのを覚えています。
夫に「内職」をしているのをあまりよく思われていなかったのかもしれないし、よい母親は103万円を超えるようなことはしないという呪いを自分にかけていたのかなという感じがしたけど。とても知的だとみなしていた友人だっただけに、日本社会の闇は深すぎると印象的に思ったのでした。


似たような仕組みは各国ありますが、低所得者支援とか段階的な社会保険の負担の枠作りが多いと思います。
日本は最も多い一般的な中間層が大きく影響受けていて(そこが狙いなのだろうけど)、文化・習慣的な縛りもあり「103万を超えるのは悪」という刷り込みがさらに追い打ちかけるんでしょうね。
帰国時に同級生と会っていて、働き控えしてるという話は何度か聞いたことあります。

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