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12/2
朝6時半iPhoneのアラームに起こされる。
Twitterでサッカー日本代表がスペイン代表に勝ったことを知る。あの人もこの人も嬉しそう。タイムラインを遡る。歓喜からドキドキ、ハラハラへの逆再生。手汗は皮膚の下へと吸い込まれていく。
サッカーは、正直日本代表選でも興味がないけど、少し嬉しい気がする。
20分経過。昨日は全然歩いてないことを思い出し、朝の散歩へ。
大学通り、通勤、通学と思わしき人達の表情には日本代表が勝ったことなど、露ほども感じない。
町を一人で歩く時は、無表情でいなきゃいけない暗黙の決まりがあるのかもしれない。
風景以上に風景になろうとしている。
道に銀杏の黄色い葉と、ピンクの花びらが混じって落ちていた。とても綺麗だと感じた。
後から、抱き合って埋葬されていた骸骨を思い出した。根の暗さか滲み出ていますね。

決勝トーナメントの組み合わせを見る。戦慄。
日本が初戦を勝って、韓国も初戦を勝つと、日本対韓国になる。
そうなったら、今ままでなんだかんだでTwitterを見てしまっていたが、今度こそしばらく見ないかもしれない。
これは、本当に選手や関係者には申し訳ないと思うけど、どちらも初戦で負けて欲しいとすら思ってしまう。
もし、僕に韓国人の友達がいたら、どちらも負けが分かった時点で、うかない顔して飲みに行きたい。酒と愛の力を借りて、共にBeautiful Loserになる。
こんなネガティブな方向でしか、ポジティブなことが考えられないのが悲しすぎる。
もちろん、本音は両チーム勝って、いい試合をして、勝っても負けても健闘を讃えあいたい。
いや、そんな品行方正でなくてもいい、
例えば、どちらかの部屋で一緒に試合を観たとしよう。負けた悔しさから、八つ当たりされたり、悪態をつかれたりしても、その吐き出された悪態の中には、悔しさ、やるせなさ、甘えを感じることができる。スポーツは観る方も、コミニケーションなのかな?
こういうふうに、人と愛しいコミニケーションを取ることができるのなら、僕もスポーツに興味が持てるかも。

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