最近はまた会ったことも通話したこともないし、お互いの住んでいる場所も知らないオタクと毎日おはようからおやすみまで言葉を交わしていて、そのオタクの存在にも助けられている。
別に会わなくても声をきく機会がなくてもこのままの関係が続けばいいなって思う。文字のやり取りしかしていなくても、返信の遅さで相手が疲れているなって気が付いたり、言葉の調子で何かいいことがあったのかなって悟ったり、文章でしか交流していないはずなのに、文章ではっきりと伝えられていないこともお互いになんとなく察することができる間柄になってきていて、親密さっていろいろなかたちがあるし、直接会ってお揃いのものいっぱい揃えてセックスするのが親密さの最上級のありようだとか、そんな風に信じているひとたちとは心を通わせられないと思う。