村井嘉浩宮城県知事は宮城県立精神医療センターが県立だからと言って、医療センターが自分たちの所有物だと勘違いしている。
病院は利用する人たちに広く開かれていなければ、何の意味もなさない。
移転によって、多くの精神障害者が苦難を持たなければならないことが明らかであるのに、多くの反対意見が噴出する中、移転構想がうまく運ばず、今年度で打ち切りであったはずの移転の基本合意の締結を新年度に持ち越すのは、ただ知事の思い通りに事を動かしたいという本音がはっきりと表れている。
基本的な情報も説明も患者には未だに示されていない。ただ突然富谷市に本院を置き、名取市に分院を置くとだけ一方的に案を出している。
患者や利用者を置き去りにした病院とは一体何なのだろうか。そして、現場で働く医療スタッフも置き去りである。
こんな専制的なことが宮城県で起きていることは本当に憤りを通り越して、虚しささえ感じてしまう。
私を含め、多くの精神に疾患を持つ方々が調子を崩しているのが現実だ。