今年読んで良かった本の一冊、植本一子/滝口悠生『さびしさについて』
写真家の植本さんと小説家の滝口さんが交わす往復書簡。
配偶者や我が子などどんなに近しい関係であっても、ひとりの他者として尊重する姿勢について、お二人がそれぞれの接し方を応答し合うやり取りと言葉の真っ当さ。
この社会と接続して生きる自分と周囲への眼差し、向き合い方、仕事と生活、それらの真っ当さにめちゃくちゃ感動しました。
いやこれが大人として当たり前のはずなんですが、ふだん見える世の中のあれこれが酷すぎるから、ものすごく眩しく映る……。
私もこんなふうに思い煩いながらも、なんとか良い世界になるように考えて道を選んでいきたい。
#読書