いま読んでいるサラ・アーメッドの新刊『苦情はいつも聴かれない』を買いに行った時に、社会学やフェミニズムの棚に見当たらなくて、検索機で探すとビジネス書のコーナーに置かれていた。
最初は「えっそこなの?」と思ったけれど、組織内での差別やハラスメント等への苦情の声を無力化するメカニズムについて書かれた本だから、ビジネス書棚を見ていた人に手に取られるのはとても良いなあ。(社会学の棚にも置いてほしいけども)
この本に限らず人文書の新刊が専門書棚に直行してしまうと、こういう本があるということを知る機会が減ってもったいないから、興味を持つキッカケが出来るようにあちこちの棚に分散して置かれていると良いのにな。本屋の中を見て回るのももっと楽しくなるし。
難しいのだろうとは思いますが……。