松村生活さんの『君のためなら生きてもいいかな ハムスターのうにさんと私』を読んだ。
うにさんに普段とは少しでも違う様子が見られた時に、瞬時にあらゆる可能性が頭を駆け巡って、不安と冷静さが混在するあの心情と行動は、家族を介護中の自分にも分かりすぎて辛くなった。
基本的に、今以上に良くなることは無いというか、今のコンディションを保てるように一緒に頑張りながらも、終わりに向かっているという意識はずっとあるので……。
それと病を患う松村さんの日々の暮らしから見えてくる、「合理的配慮」が一向に共有されない日本社会の現実も、改めて本当にしんどい。