きょう図書館でたまたま『新井素子SF&ファンタジーコレクション』を手に取ったところ、山本弘さんが過去に書いた新井素子論が掲載されていて、とても良かった。とくにSFとSF読者に関するところ。ざっくりこんな感じ:
― SFは固定観念を覆したり古い価値観を改変させる力をもつとされているが、古い規範やエリート主義のようなモチーフが登場することも多く、じつは読み手にもその傾向がある。もし自分にエリート主義的なところはないとSF読者であるあなたが思うなら、SFを読まない人のことをなんと呼んでいるか思い出したらいい、「普通の人」と言っているだろう?
わたしはガチのSF読みではないけど、SFというジャンルが好きな者として、ちょっと心にとめておこうと思った。
» 新井素子さんと僕 - 山本弘のリハビリ日記(山本弘) - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054887816845/episodes/1177354054892004361