『シン・仮面ライダー』観てきたので感想（ちょいネタバレ）
冒頭は期待していたもの通りというかそれ以上で震えた。ほぼ初代通りのカメラを再現する遊び過ぎな感じとエグいアクションが好き。中盤からオリジナルを踏襲しつつアレンジ強めの展開に。戦闘は終始格好良いものの、最後の対決（設定は最高にエモい）はもうちょっと画的に上手くできたような。お話もシンプルで王道という感じでした。
序盤のマニアックなノリから徐々にスタンダードなエンタメ作品に変わっていく感じが、仮面ライダーが徐々に大衆路線になっていったのを真似ているのか、とか考えてしまう。全体としてはそこまでカルト的じゃなく普通に楽しめる映画なのでは。
なお、僕は最初に観た仮面ライダーがスカイライダーで、BLACKシリーズと「真」を観てからビデオで初代以降の作品に触れてあとはそれなりに、平成ライダーはという感じ。
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『シン・仮面ライダー』観てきたので感想（ちょいネタバレ）
序盤のハード演出はちょっと塚本晋也作品（というか『鉄男』三部作）っぽさを感じた。本人も緑川博士役で出演してるし狙ってやったのでは？ この人と松尾スズキの出し方はズルいねえ。監督は「日本映画」が好きなのだなあというのがよく分かる。
あと「真ライダー」のときにやろうとしてできなかった「マスクの下にグロい正体」をやっていたのも嬉しかった。石ノ森先生のアイデアでもあるので、これこれこれですよこれをやってほしかったんですよ、とご本人も思っているのでは。そういうアイデアてんこ盛りな感じはファンとしてとても嬉しかった。
