【雑感】
松尾潔さんは故ジャニー喜多川氏の性加害問題について最も鋭くかつ冷静に議論している人のひとりだと思う。
この間ジャニー喜多川氏の犯罪行為を批判すると称しつつ、いつの間にかジャニーズ事務所所属タレントの能力やクオリティを問題にするような批判を数多く見てきた。そのような言説には、ジャニーズなどという「偽物」のアイドルを愛好する人たち(主に女性)のことを下に見る、偏見が時に垣間見える。この偏見は、これまでジャニー喜多川氏の性加害をゴシップとして消費し続けてきたメディアと社会が抱えるそれと同根のものだろう。
松尾さんは、自分が共に仕事したジャニタレの能力をしっかりと評価しつつ、というより質の問題と性加害の問題をしっかりと切り分けつつ、被害者のケアと再発防止を含む企業の責任の問題として性加害に向き合うべきだと述べてきた。ジャニーズ事務所がとるべき道は、松尾さんの主張に即した形しかありえない。というか経営者が責任を果たすことでしか所属タレントは守られない。でなければ、所属タレントたちはいつまでも「報道」という看板を得たゴシップにこれまで同様晒されるだろう。
その意味でスマイルカンパニーの選択はジャニーズ事務所をさらに追い詰めるものでしかない。
nikkan-gendai.com/articles/vie

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山下達郎の話、文字起こし原稿しか読んでないが、なぜ被害者とされる人たちへの配慮が欠如してるのか。作品と性加害は別だと言うならば、だからこそ被害者への配慮が必要だった。これも結局は自分たちの首を絞めることにもなっている。

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