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『チョコレートを食べたことがないカカオ農園の子どもにきみはチョコレートをあげるか?』
「読むワークショップ」。ターゲットは中高生かな。貧困、多文化共生、エシカル消費などをテーマに、キャラクターが混ざり合わない複数の意見をあげる様子を描いた後、選択肢は二つじゃない・もっと細分化して見てみよう・立場によって意見は異なるよねと論を広げるつくりがよかった。どう考えてたら「正しい」のかと悩む時、一個の完璧な答を自分は注目しがちだから、でも現実の問題には一個の答じゃ足りないよと見せてくれた。特にワークショップとは別の、実際にその問題と向き合って活動する方達のインタビューがよかった。電子マネーでの賃金の支払いだと盗まれないし遠くからお金を受け取りに来させなくてもいいとか、そのチョコレートの問題はもう問題として古い実情はどんどん変化しているとか、ハッとする。

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著者がトランスジェンダーに対して肯定的な意見を述べるところもあるのだが、「性同一性障害」「心の性」「男の子だからスカートはきつい」と語り口が古めかしかったのがちょい残念

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