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『紫式部と清少納言 二大女房大決戦』読み。明らかに大河に合わせて刊行された作品で、十代からずっと好んで読んできた作家にこのお仕事が来たのが感慨深い。大河の3話で見たやつ!!と往年のチャレンジ漫画の展開を思い出す冒頭からの、清少納言が出てきてハチャメチャが始まる。著者特有のコミカルさは抑えめであったが、作中のオリジナルストーリーに歴史ネタを混ぜる手腕の上手さはそのまま。宮中に現れた幽鬼を調べるため式部の局に転がりこんで式部の集めた書籍を読み式部が運んでくれる膳を食いと清少納言が元気も元気でちょー良かったです。あと和泉式部もあれだけ大活躍なのだから後書きにあったように没案の三大女房大決戦がよかったな。
あの時代ならではのシスターフッドをやっていた。
著者のファンとして一番ウケたのは解説の人なんですけど…。あれは何。どういう企画?なんだ。

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