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映画『窓際のトットちゃん』監督インタビュー
webnewtype.com/report/staff/en
戦争を繰り返してはならない、作品もその意図で作成したと明言されていて、これだけはっきりと戦争反対を断言してくれることに安心。
終盤のトットちゃんがひたすら走るシーンが秀逸で(全編通してずっと映像は凄すぎるのだが)、日向では戦地に人間をバンザイと送り出す、蔭では一切の声なく「こんな筈ではなかった」人々を描く。悲しみも怨みも苦しさも、発する声を取り上げられている。
被害を見せる一方で、東京の山の手に暮らす裕福な女の子の生活圏内の話なので、「兵隊さん」は何をしに行っているのか、他国から強制連行されている人々のこと等は画面には載らない。だが校長先生が日本軍の「戦果」ポスターを破いたり、音楽家のパパが軍歌は弾かないと決断したり、戦争加害へのNOもまた織り込まれている。
「戦果」ポスターしかり、子ども達が描いた戦争絵しかり、子ども達の居場所である学校を守るために校長先生が政府や時勢に対して「妥協」した部分が終盤になってドッと増えた背景を思い出しては息が詰まるよ…。
言葉による説明を省き、何が起こったのだろう?と思った所は調べてほしい、「いい映画だった」で終わらせないでほしいという語りに溢れた作品だった。すごいよ

リンゴの白い花咲き乱れる中を進むチンドン屋さん思い出しては涙ぐむ

トットちゃんの家庭を含め、映画はだいぶ脚色されているそうです

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