国債発行は借金を将来に繰り延べる悪策だという意見がある。本質的にはバカバカしいにも程があるが、国債は国の借入証書という理解は正しい。その点にポイントを置いて考えるとするなら、建設国債で軍事費拡大を賄うのが間違いであるのは即座に分かるはず。社会保障費を抑制しなければならないと主張するプライマリーバランス重視派は、まずこの点で軍事費増強論を鋭く批判しなければならないが何故か聞こえて来ない。バカなのか?
では何故国債発行、財政出動による社会保障費はよくて軍備増強はダメなのか。簡単な事だが、軍備増強は歯止めが効かない。軍事予算が世界第2位の中国と張り合う、安心できるレベルを目指そうとすればGDP2%ではまるで足りない。GDP4%位は必要だろうがそうなると年間国家予算の20%を超える。毎年その支出がムリな事は誰でもわかる。しかもアメリカポンコツを買うだけで国内産業にはまるで利益がない。一方で社会保障費であれば国内GDPにも寄与しなにしろ国民生活に直結する。教育の裾野の拡大、底上げは未来に対する基本的投資でもある。
軍事費増強はアジアの安全保障に緊張をもたらす点、被害者妄想と英雄願望の頭のおかしい危険な政党に長刀を渡して大丈夫なのかという基本な問いを脇に置いたとしても問題点は明らかだが、
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