弾劾が可決された尹大統領、「クーデター未遂について謝罪はしないが、しばし立ち止まる」と述べているようだ。
「しばし立ち止まる」とは検察官らしからぬ「文学的」表現ではあるが、どうも「逮捕状」も出る情勢ではあるし、あまり「立ち止まっては」いられないのではないだろうか?
それにしても「謝罪はしない」とはクーデターの企てそのものは「正当」だった、という意味にも取れる。
どうも尹大統領、一般市民への「説明責任」の言語をもっていない。検察権力の内部にいる間は内輪の「阿吽の呼吸」でよかったかもしれないが、大統領となるとそうはいかない。
先日もクーデター未遂を、「お騒がせしました」と誤魔化そうと試みていたが、この調子では没落は避けられない。
しかし与党の連中が「沈む船」から逃げ出すことに「もたついている」のは、長年権力の座でうまい汁を吸っていたことから来る惰性なのだろう。
勿論、尹と縁を切る「説得力ある」パフォーマンスが遅れれば遅れるだけ、保守派の「壊滅率」は高くなる。
韓国の右派は元来、日帝時代の植民地統治協力者の系譜。民主化から30年を経て、ようやく完全に排除される時が来たのかもしれない。
日本も正式に植民地支配を正式に謝罪することなしに東アジアで生きていけなくなるだろう。