来年夏の参院選で、野田立憲と吉村維新が「共闘」することを決定したと云ふ。これはいろいろな意味で「破滅的な」決定である。
まず維新は今度の兵庫県知事選でも改めて確認されたように「21世紀のファシズム」運動。「ファシズム」は、元来政治の選択肢に入れるべきではない。
であるから、もし「法の支配」と「民主主義」を原則とするなら、維新との「共闘」などは、アプリオリに排除されるべきである。
また今の、野田執行部の立憲は、軍事費倍増、消費増税、原発全面DX、そして日米軍事同盟+沖縄基地負担押し付け、の全ての点で、自公政権と路線を同じくする。
要するに、今度の維新との「共闘」は野田立憲が「法の支配」にも民主主義にも何の関心もなく、ただ永田町の権力ゲームに打ち興じているだけであることを裏付けただけ。
そもそも、この維新との共闘、先の衆院選前にも一時永田町レベルでは取り決められたが、一般市民や地方の立憲系からの反発が予想以上だっため、一時「うやむや」にされた。
もし、このまま参院選に突入すれば、投票率の低下orパワーエリートに演出されたポピュリズム(石丸現象)、あるいはその双方、だろう。
いよいよWWII後の既成の政治枠組みは崩壊し、新しい「地平」を切り開く時が来た、ということだろう。