今日、大学で会った社会保障の専門家の話では、ついに日本の貧困率は米国を上回ったらしい。「あの」米国を、である。
これは衝撃的。新自由主義的再編によって、世界中格差と貧困は拡大している。
旧社会主義圏は、以前の社会保障は全面崩壊、約束された自由民主主義体制も霧に中に消えた。
中東地域は、ほぼ准戦争状態である。アサド政権の崩壊に合わせてイスラエルはシリアを全面空爆、ゴラン高原を占領した。
ハマス、ヒズボラーの両指導者の暗殺は、欧州や日本では「やりすぎ」、「交渉相手がなくなる」といった批判的ニュアンスで報道されたが、イスラエル国内では「積年の脅威」を除去した、ということでネタニヤフは求心力を回復。ゴラン高原占領で国内威信はさらに高まるだろう。レバノン、シリア、を国家として崩壊させたからには、もうイランとの間にバッファーはない。
ということは、イランを戦争に巻き込みたいネタニエフにとってはトランプ大統領就任に合わせて、有利な戦略高地を確保したことになる。
最初に戻ると、日本は税と社会保障の前後で格差が広がる唯一の国。つまり下層から収奪して上層に配分している。これでは貧困率が急カーブでUSAを抜き去る訳だ。
しかし、こうなると「一体何のために政府?」との問いが浮上するのは避けられない。