おやおや、公的年金基金(GPIF)79月にかけて約10兆円の赤字とは・・・
国内株式、海外株式、外国債券、それぞれ3兆円以上の赤字、これは「えらいこっちゃ」。
元来、年金のようなセイフティーネットを「投機ギャンブル」に依存させる、という設定に無理がある。
昨日は千円以上東証が下がったばかり。しかも、『地平』で京大の諸富先生と議論したように、やや下がったとは言え、そもそも東証株価3万8千は明らかに「バブル」。
このバブルに、年金基金もつぎ込んでいるのだから、将来不安は高まるばかりである。
かといって、石破・野田双方の元来の主張、消費税15%への引き上げは「可能でもなければ望ましくもない」。
財政破綻を回避するためには、もはや大企業と富裕層への負担増は「一刻の猶予もない」と私などは考えるがどうだろうか?
しかも今なら、まだ日本の大企業と富裕層は十二分に負担に耐えられる。5年後には「無い袖は振れない」となるかもしれない。
この案件も1年後の参院選までの政治の変動次第、ということになるのだろう。