映画監督の河瀬直美が、今度は大阪万博の宣伝を沖縄で行っているようだ。
河瀬直美に関しては、私は彼女の映画も巷間で持ち上げられる程評価していない、というか批判的だが、しかし大阪万博の宣伝となると、これは全く次元が違う。
東京五輪の際も問題になった河瀬だが、控えめに言って「政治的センス」ゼロ。
「政治的センス」ゼロの映画監督は、結局、つくる作品にも決定的な弱点が出るものである。
これは日本のSF、ライトノベル、アニメなどサブカルチャーに総じて言えること。この感覚が東浩紀に見られるように、ネットメディアにも切れ目なく接続している。
20世紀中はこの問題が不可視化されていたが、近年一挙に前景化している、と言えるだろう。