何やら、立憲執行部が都知事選の敗因を「一人街宣」に帰そうとしているそうな。
「一人街宣」は杉並区長の岸本聡子さんが発火点の一つになった、それこそ「マルチチュード」とも言える運動だった。
しかし、だからこそ「組織」としてはコントール不能になることも含めて、あまり好ましいことではない。
いわんや、今回の「一人街宣」の波は、「反自民」・「反維新」を掲げ、途中から神宮外苑、晴海、築地の再開発の名目の都庁幹部と三井不動産、ゼネコンの癒着を批判する流れになった。またこれに応じて、蓮舫側も、次第に「非正規から正規へ」、外苑工事の見直しまで進んでいた。
ただし、蓮舫側の具体的な批判・対案の内容は、主要メディアからは完全に無視された。
山口二郎氏は「何故浸透しなかったのだろう?」などと眠たいことを言っているが、それはあなたを始めとする立憲応援団が、最近まで考えたことがないから。
私たちのグループは20世紀中にはこの問題を提起していたが、山口氏はその時何をしていたかな?
ところで、大騒ぎの石丸だが、票数は前回のネトウヨの票合計+自民が回した程度である。
また港区、千代田区など富裕地域で圧倒的に強く、三多摩では蓮舫の方が強い。
要するに大富裕層の多くは石丸支持なのである。