ここで何度も「似非国際ジャーナリスト」と批判して来た、元朝日欧州支局長にして、池内恵、小泉悠の配下として、東大先端研に「天上った」国末憲人氏が、仏での人民戦線勝利の結果に、「ヒステリー」を起こしたのか、はたまた「確信犯」なのか、メランションを「ソ連の手先」呼ばわりしているようだ。
ここまで行くと、もう「デマゴギー」でしかない。
念のため、書いておくとメランションは元来社会党左派であり、元首相L.ジョスパンにむしろ近い。
今は見る影もない仏共産党は昔「モスクワの長女」と呼ばれた位ソ連と近かった。その点、早くから構造改革路線を採用したイタリア共産党と大きく異なる。
逆に仏社会党は社会主義インターに所属し、ソ連とは激しく対立していた。
ま、この辺りは「無学な」国末氏は知らない可能性はある。
しかし、メランションが党首である「服従しないフランス」の集会で演説しているのを「極左が主導権を取ろうとしている」と叫ぶのは、全くの「いいがかり」である。
党首が今回の予想を覆す大勝利に際して演説するのは当然。これは「確信犯」のデマゴギーだろう。
ま、そろそろ、共に骨の髄からのマクロン主義者として長く朝日の欧州報道を牛耳ってきた東大法学部の遠藤乾氏とともにそろそろご退場願いたいものだ。