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「仏で人民戦線(左派連合)大勝利」

 都知事選と同日7月7日に行われた仏国民議会選挙では、当初の予想を大きく覆し、新人民戦線が182議席で第一党、マクロン党が168、極右(RN)は143で、過半数どころか三位に沈みました。

 政治危機において、「左か右か」の二択しかなければ「左」が勝利する、という「フランスでは左翼は無敵 En France ,pour la gauche , il n'y a pas d'ennemi」の政治文化、 三度に渡り裏付けられた形です。

 ちなみに一度目はドレフュス事件から第三共和制、二度目は30年代の反ファシズム人民戦線。

 ただし、今後の政局は混乱が予想されます。なんといってもマクロンは「人民戦線よりはルペンがまし」という男。また新人民戦線には「政治屋」R.グリュックスマンを始め、日和見中道も多くいる。36年に勝利したブルムの人民戦線も内部の「いざこざ」で崩壊しました。

 しかし次の焦点はまずは来週7月14日の革命記念日。この日は巨大なデモが予想される。今まで強行突破してきた悪法の撤廃は勿論、マクロンが辞任に追い込まれる可能性さえある。

 ただし、「右側(右翼)に気をつけろ Soigne ta droite」(J=L.ゴダール)

 

 

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