「仏で極右過半数割れか?」
マクロンの小賢しい「電撃解散」で、一時はWWII後初の極右政権誕生か?と言われた仏の政治情勢も急速に変化しているようだ。
第一回選挙の結果を受けて、新人民戦線とマクロン与党は候補者を調整。現在、極右は過半数割れ、政権には就けない、という可能性が大きくなっている。
これはマクロンの意図に反して、支持者たちの圧倒的多数が極右との「同盟」を嫌ったため。
前大統領オランドの一議員としての出馬もその反発に押されたもの。これを東大先端研に「天下った」元「朝日」特派員、国末憲人氏は「晩節を汚した」と罵倒していたけれども。
国末氏は東大政治学の遠藤乾氏とともに、骨の髄からの「マクロン」主義者として、日本におけるフランス報道を歪めてきた一人である。
ただ「新人民戦線」の公式動画を観たが、これは未だに「マクロン」的なものを引き擦っている。要するにこれでは「政治から見捨てられた」と感じる人々は投票所に来ない。メランションの動画の方が遥かによい(BGM以外は)。
フランスの伝統的な政治文化に「街頭に出る descendre dans la rue」というものがある。この大規模な波があれば、まずは極右政権は阻止できるだろう。
ただし、その後の調整が大変だけれども。