意外なことに、今日の「朝日」の論壇時評、憲法学の青井未帆さんが、『地平』創刊号の酒井隆史さんの論考を筆頭に挙げてくれている。
コメントの最後は「新たに創刊された雑誌『地平』が、かかる閉塞感を振り払う役割を期待したい」。
(ま、他の委員は、「あの」竹中平蔵の弟子であったり、HANADAの論文を挙げたり、とどうしようもない人もいるけれども。)
しかもオンラインでは、今月の雑誌を円状に配置し、その中央に「地平」を置く、写真が掲げられている。
さらに言うと、欧州政治について千葉大の「水島治郎さんに聞く」という記事も出ている。
欧州政治と言うと、これまでは「似非国際ジャーナリスト」国末憲人氏とここでも何度も批判した提灯学者の遠藤乾氏だった。
二人とも骨の髄からのマクロン主義者で、今回の仏議会選挙での反ファシズム「人民戦線」を批判している。今年東大先端研の池内恵の下に、「特任教授」として「天上がった」国末氏に至っては、「人民戦線」からの出馬を表明した前大統領オランドを「晩節を汚した」と罵倒する始末。
しかし、逆に国末氏が抜けたことで水島さんへの依頼が可能になったのかもしれない。
ところで、水島さんの写真、これ7階の図書室で撮ったのだなー。
私のZAITENは6階の方だったけど。