Le Monde diplomatique に掲載された、現在の地中海における各国の軍事的プレザンス。
一目に軍事的には「地中海」は米国の湖になっていることがわかる。
地中海を扼するジブラルタルを英国から拝借、スペインの海軍基地2つ。イタリアのナポリ、シチリア、ヴェネチィア北、に合計三カ所の海軍基地。
ギリシアにアテネ、サロニカ、クレタに三カ所。
トルコにイズミル他2ヶ所。
トルコのことを「権威主義だ」、「イスラム」だと囃し立てて置きながら、ちゃんと軍事基地はおいているのである。
またギリシアは軍事的には日本と同じくほぼ米軍管理下にあると言っていい。いずれにせよ、冷戦時代、緊急時にはギリシアとイタリアは米国・英国が共同で占領することになっていた。
また、これを見ると、アテネ、サロニカ、スエズ、ポートサイード、アレクサンドリア、マルタの港湾建設に中国が出資している。勿論、この出資はまだ米の覇権を脅かすようなものではない。ただ、なんでも「断トツ一番」でないと気が済まないヤンキー達は多少神経を尖らしている。
目下の懸案はこのルートによって補給を確保しながらイスラエルが大虐殺を続行していること。
今度はヒズボラー討伐を始めると言い出した。バイデンはこれも支持するのだろうか?