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 日本の大新聞、海外のルモンド、ガーディアン、NYTなど、部数100万以下の所謂「クオリティー・ペーパー」と比較して著しく知的レベルが落ちることは、1960年代から問題とされてきました。
 しかし、同時に、「SUN」、「デイリーミラー」などの大衆紙よりは「上」、これは英米仏が階級社会であること、日本が中間層が分厚いことと関連づけられて来た。要は「上」は低いが「下」は高いということ。

 しかし、今や英仏独より日本は遥かに階層格差が大きくなっているのに、新聞の知的水準はさらに下落。

 勿論、現在海外の「クォリリティー・ペーパー」も新自由主義を基本受け入れ、またパレスティナ問題、中東問題では、言論統制とも形容できる大きな「偏向」があることもまた事実。
 であるから、ルモンドから優秀な記者が2008年に一斉に離脱し、メディアパートを創刊するという事態も起こる。

 日本の新聞の「ゆるさ」は読者の巨大さによっても説明されてきた。しかし、現在読売は600万、朝日が300万を切る所まで来たが、クオリティー化どころか朝日に見られるように「維新化」が目立つ始末。

 これは日本に「層」としての知識人が存在しないことに対応している。
 従って専門家が専門外の事柄についてはマスコミに簡単に踊らされることになるのである。

>> 日本の大新聞、海外のルモンド、ガーディアン、NYTなど、部数100万以下の所謂「クオリティー・ペーパー」と比較して著しく知的レベルが落ちることは...

日本の全国紙は、テレビのニュース番組、米国なら3大ネットワークTVのニュース(今はFOXを入れると4ネットワーク)と同じ層を相手に似た役割を果たしてきたので、これは仕方ないと、私は思います。

そして、ごく最近までの日本の全国紙ビジネスには、販売店網の存在という特異性があります。3か月毎に全国紙を回して購読して、おまけの品や商品券を貰うとための新聞購読が大半であり、個々の新聞の編集方針で選んでいた消費者はどのくらいいたのでしょうか?
記事で購読者を増やすというより、新聞拡張団の力。

拡張団の存在が、欧米の新聞との大きく違う点では? 英国のタブロイドの役割は、日本ではスポーツ新聞と駅売りの夕刊紙が果たしてきましたし。

>> 今や英仏独より日本は遥かに階層格差が大きくなっているのに、新聞の知的水準はさらに下落。

今でも新聞を定期購読する層の知的水準に合わせているだけでは? 文字も大きくなったし。

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