「アルジャジーラ」によれば、イスラエルと断交、また同国への石炭輸出を禁止したコロンビアは、爆弾・砲撃によって手足をもがれたパレスティナの子供たちの治療、リハビリを行うことを決定しました。また、義手・義足も提供するとのこと。
現在、エジプト・ヨルダンを通じて、計画はすでにスタートしている。
しかし、このような最低限の人道援助、本来は米国が率先して大規模に行うべきです。
コロンビアは南米と中米の通路を扼する地政学的要衝にあるため、長年米国の援助を受けた「反共軍事政権」が君臨してきた。また、正規軍とは別に、左派ゲリラ・住民に対する「汚れ仕事」を担当させる巨大な民間軍事組織を養成、長期の「内戦」に苦しんできました。
現在のグスタホ・ペトロ大統領は左派ゲリラから議会政治へ移行後、上院議員、ボコタ市長を経て、2022年大統領に当選。ついに「難攻不落」の反共の要塞、コロンビアに左派政権が誕生。
現在コロンビアはブラジルのルラ大統領、チリのポリッチ大統領、ボリビアのアルセ大統領、メキシコのシェインバウム大統領とともに、ラテンアメリカの左派ブロックを構成する。ペトロ大統領はルラとともに今回のイスラエルの「大虐殺」を国際社会において批判する先頭の一人、となってきました。