ガザ中部でイスラエル軍が人質4人を救出するために、難民キャンプを攻撃、274人をドローンや戦闘機で殺害。この内、64人が子供、57人が女性。
これに関して絵に描いたような提灯学者の細谷雄一が「(国際法で言う)均衡の原則」に欠く、と今更なコメントしているが、事態はもはや国際法の規則がどうの、という次元をとっくに超えている。細谷雄一氏はイラク戦争の際もブッシュ・ブレアを支持した男である。
他方、すでに5月にイスラエルと断交したコロンビアのペドロ大統領は、「大虐殺を止めるまで」イスラエルへの石炭輸出禁止を発表。コロンビアはイスラエルのとって石炭の最大の輸入先。
米国はと言えば、WSJが即座に「ハマス指導者が民間人虐殺は思う壺と発言」、とほとんどデマまがいの報道。またUCLAでは、大虐殺に反対するデモ参加者数十人を逮捕。大学当局は逮捕者の中の学生を処分する方針を発表。
ハーバード、UCLA,、コロンビアなどのアイビーリーグでのこの状況はもうほとんど「赤狩り」と同じである。
振り返れば、当時のUSAは圧倒的劣勢だった「共産主義」を仮想敵にしたが、冷戦終結後は「文明の衝突」を掲げ始めた。
実際にはアルカイダにしても元来CIAが育成したもの。中東の一般民衆にとってはたまったものではない。
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