それにしても永田町界隈、清和会と宏池会の内輪の、しかし「血みどろのbloody」の権力闘争、そこに介入しようとする維新馬場代表と「外から」みると訳の分からぬ「かけひき」、さらにそこに連合・国民民主が控えている、というまさに「伏魔殿」模様になっている。
現在、岸田のままで衆院総選挙解散で自民に勝ち目はないが、かといって「代わり」になる人間もいない。
どうも政界の主流派システム、ついに地滑りを立てて崩れ落ちる日が近いようだ。
その場合、共産と公明以外は、どういう政党構成になるか、現時点では皆目不明である。
まずは直近の都知事選で、三井不動産・ゼネコンと都というこれまた古典的な自民党土建屋政治を退けることから事態ははじまるのだろう。
ただし、現時点では先日の港区長選挙でも投票率3割。衆院選でも5割程度。現在、日本では「中の中」はほぼ解体し、有権者の半分が政治に絶望。
これには民主党政権の消費税増税が決定打になった。
杉並区長選のように、わずかでも投票率が上がれば、蓮舫勝利の可能性は十二分にある。そのためには蓮舫は革新自治体の経験を想起させつつ、東京都の強大な予算を福祉と教育にあてることを明言すべきだろう。あの時は「ストップ・ザ佐藤」。今回は「ストップ・ザ自民+インフレ」。