連合東京は、蓮舫氏が都知事選に出馬表明するや否や、小池支持を表明。まだ小池氏は立候補表明していないのだけれども。
ところで、連合は何故ここまで共産排除にこだわるのか?
労働界でのヘゲモニー闘争という点で言えば、連合の中心である、重工、電力、鉄鋼、金属は、70年前から完全に共産党系は排除されている。
むしろ連合の主力組合の目的は、長らく憲法改正にある。
というのも、三菱重工・電気、川崎重工、IHI、日本製鉄などは軍需産業が拡大すればするほど有利。従って、同盟ー民社党時代から、自民党よりもむしろ憲法9条改正、再軍備に積極的だった。
現在、米国の軍事費倍増によってこの部門の見通しには「輝く光」がさしている。このことによって、従業員のベアも近年ない上げ幅を示した。ちなみに日本の民間労組は企業別組合であるため、「労働者」よりも「三菱一家」のアイデンティティの方が強い。
これに加えて電力労組にとっては原発再稼働が至上命題。連合東京は東電労組のヘゲモニー下にある。
とは言え、このような「労働貴族」に分類できる人口は2-4%。
一応「カネと組織」はあるが、一般市民を動員するには力不足。
そこでメディア動員がかけられているのが現状だろう。
ただ、それでも、まだ小池側には大いなる不安要因はある。