スペイン、アイルランド、ノルウェーのパレスティナ国家承認に対し、イスラエルは「テロに対する報奨」と批判。同時にラファ中心部に戦車部隊を侵攻させた。
J.デリダの死の直前の著作に「ならず者たち Voyous」がある。デリダは2003年の米国のイラク侵攻とパレスティナ情勢の急激な悪化を受けてセミネールで講演をした。今の米国とイスラエルはまさに国際社会の「ならず者たち」=「アウトロー」そのものである。
ところで、今月2日にイスラエルとの断交を発表したコロンビアのペドロ大統領は、ヨルダン川西岸に大使館を開くように指示。「2国家案が必要ならば、パレスティナを完全な国家として承認することが必要」と正論を展開。
またUKではアイルランドともにスコットランドでも反英感情は強い。スコットランドも元来ケルト系だったが、イングランドに征服され、言語も奪われた。しかし20世紀後半から独立派が支持を集め、現在スコットランド議会で圧倒的第一党、政府首班。外交権があれば、パレスティナを国家承認しただろう。
私はアルコールに無縁なので仄聞だが、スコッチ・ウィスキーには「バノックバーン」という銘柄があるという。
これは1314年イングランド軍を破り、スコットランド独立を決定づけた名高い決戦場である。