フォロー

 アストル・ピアソラの「リベルタンゴ」を久しぶりに聴く。

 かつて、ピアソラについてのドキュメンタリーで、息子が「父さんののスタイルはもう古い」と啖呵を切っているのを見て、「やれやれアルゼンチンでも同じ構図か😭 」と思って残念に思ったが、やはりピアソラは凡百の後続者よりもよい。

 15年程前だったがフィギュアスケートで鈴木明子という選手が「リベルタンゴ」を華麗に滑っているのに感心して、ふと本屋で「自伝」を手に取ったことがある。

 これは、非常に残念な経験だった。やはりスポーツ選手の言語による自己認識と身体の訓練は全く別物である、と思うことにした。

 これは漫画家にも言えて、安彦良和は、なかなかに面白いテーマを扱い、またアニメ出身らしくダイナミックな絵もうまいのだが、「自己の全共闘時代」を自ら語った本読んだ時は脱力した。

 この時も、バルトではないが、作者(の思想)とテクストは別、という典型的な例と言い聞かせることにした。

 

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。