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「人文学の未来」と関係することですけれども、日本語圏でよく言われる「文系」と「理系」は要するに大学受験の区分けのこと。
 また人文学は制度としての文学部とほぼ同一視される傾向がある。

 しかし、日本の大学universityの制度的区分は決して「普遍的な universal」ものではありません。

 例えば英国を含めた欧州では、日本で言う工学部はuniversityではなく、「工科大学」(独)、理工科専門学校(仏)など独立して存在することがほとんど。

また医学部ないしメディカル・スクールが日本のように、異常に難関ということもない。

 学問として「経験科学(自然学)」か「メタ自然学(形而上学)」という分類で言えば、哲学のある部分と現代理論数学は「メタ自然学」になる。

 それはともかく、私は高校段階で、数学・物理・科学・生物と倫理をまとめて「哲学」という科目がある方がよいと思う。これは仏のリセ・パターン。

 ニュートンくらいまでは自然哲学(philosophy)であって、自然科学(science)ではない。

 古代科学(ユークリッド)、アラビア科学(代数学・三角法)、近世科学(デカルト・ニュートン・ライプニッツ)の違いと影響関係を日本語で論述するレベルまでは引き上げられる筈である。

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