東大出版会から刊行された『女性/ジェンダー』、著者の水溜真由美さんからご恵投いただきました。
水溜さんは、日本近現代思想史専攻で森崎和江研究の第一人者。現在北海道大学教授。
他にも石牟礼道子、堀田善衛など数多くの作家・思想家に関する研究・著作があります。
今度の出版会の本は、女性/ジェンダーに関する、近代日本のテクスト、例えば与謝野晶子、平塚雷鳥、高群逸枝、そして山川菊枝。また田村俊子、湯浅芳子、松田解子、さらに田中美津、松井やよりなどのテクストを4つのテーマに分けて収録、それに現代的視点から解説をつけたものです。
また上野千鶴子さんの世代に典型的な「第一波/第二波フェミズム」という進歩・段階史観を脱構築している点でも画期的、と言えるでしょう。
このテーマに関心がおありの方は、是非お読みください。