しかし、件の自衛隊公式X、硫黄島での日米戦没慰霊式典に合わせた第32普通科連隊のものだと云ふ。
ここで「大東亜戦争」という表現を使うことは、米政府が国際的に認める、というこはあり得ない。
つまり、この広報担当者の頭の中が「日本語極右」の中に閉じているのか、あるいは米当局は「見て見ぬ振り」をしている、ということだろう。
しかし、ここまでメディアに報道されてしまうと、米政府関係者にも当然日本語が読める人間はいるわけだから、一体どういうことになるのか?
言うまでもないが、「大東亜戦争」とは1941年12月8日以降の対米英中蘭戦争を「アジア解放」と言い募るための日本側の呼称である。今でいう「日中戦争」は、1928年のパリ不戦条約に日本も調印していたため、戦争ではなく、日支「事変」と言い続けていた。「満州事変」という呼称も中国では使わない。
戦時の日本では東大法学部でも「大東亜国際法」を唱える者もいたが、それは多数派とはならなかった。
地理学では今の日本海を「小日本海」、太平洋を「大日本海」などと命名していた。
ところで、ほとんど「デマ」の台湾有事を唱える中国脅威論、だんだん「暴支膺懲」に波長が近づいている。ネトウヨ空間では、この二つすでに混然一体となっているのでは?