4月1日イラスエル空軍はシリアのイラン大使館をミサイル攻撃。イラン革命防衛軍の司令官・軍事顧問7人を殺害。
イスラエルは「イランにインテリジェンスの優位を見せつける」、「ヒズボラーとの全面戦争の用意はできている」、などと宣っているらしいが、これは法的にはもう完全に戦争行為。
イスラエルとしては、なんとかヒズボラーとイランを挑発、中東大戦争に巻き込んで欧州世論を親イスラエルに手繰り寄せたい、ということだろう。
米政府は「先が読めない」中東大戦争は「避けたい」との考えが主流だろうが、これを機会にイランを「片づけたい」と思う「やばい」人たちもいる。実際、米国はトランプの際に一度イランの国民的英雄であった革命防衛隊司令官をやはりミサイルで爆殺している。
イラン政府としては、「対抗措置を取る権利がある」としているが、本音では戦争は避けたい。
何と言ってもイランとエジプトを合わせても、軍事力では到底イスラエル軍の敵ではない。しかもエジプトには米軍が駐留している。
欧州も長年「反イラン」キャンペーンを貼ってきたツケでこの構図を簡単には相対化できない。
かつてブッシュJrはイラン、イラク、リビアなどを「悪の枢軸」と呼んだが、現在米ーイスラエル枢軸が世界を破滅の淵に追い込んでいる。