26日の国連安保理でラマダン中のガザ即時停戦が採択された後も、イスラエル軍はガザ攻撃を続いています。
国連安保理の決議は国際社会では法的拘束力があるとされている。
これを堂々と無視するネタニエフはもはや、国際社会での「ならずもの」。
かつて、米国のブッシュ大統領はイラク、イラン、North Koreaなどを「ならず者国家」とし、でっち上げの「大量破壊兵器」疑惑によるイラク討伐を安保理で仏の拒否権で退けられたにも関わらず、強行。結果現在に至るまでイラクはカオスの状態のままである。
ネタニヤフが国際社会のいわば総意を無視してガザ攻撃を続けるのは、最終的に米国はイスラエル側につくと確信しているため。
米政府は、本気でネタニヤフを止める気があるなら直ちに最後通牒を出すべき。
ガザは軍事的要衝であるため、第二次中東戦争で英仏がシナイから撤退した後も、イスラエルは占領を続けた。
これを最終的に撤兵させたのは、ノーマン・ピアソンのカナダ主導の国連だった。
今回もNATOの主要構成員であるカナダはイスラエルへの武器禁輸を発表。政治家としてトルドーはピアソンに比べるべくもないが、カナダ外務省ではノーマンの業績は高く評価されている。あるいは今回もその顰に倣ったのかもしれない。
>> ネタネヤフも再選まで紛争を長引かせれば、金と自己の見えだけにこだわるトランプなら思うように操れる。
FTの論説がトランプの本質を突いています。問題はそれを止められない米国民ですが。
@yoshiomiyake
>> ネタニヤフが国際社会のいわば総意を無視してガザ攻撃を続けるのは、最終的に米国はイスラエル側につくと確信しているため。
>> 米政府は、本気でネタニヤフを止める気があるなら直ちに最後通牒を出すべき。
この2つの点、まったくそのとおりだと、米国寄りの私も思います。
ニューヨークタイムズによる、ニューヨーク州選出の民主党上院議員のチャック・シューマー氏のイスラエルにネタニエフ退陣と早期総選挙を呼び掛けた演説についてのインタビューと解説記事(2024-2-22)。
現民主党政権は、ギリギリの綱渡り外交を行っていると感じました。対イスラエル政策は民主・共和両党で差異が少なく、大きな対立はなかった。しかし、今共和党は、トランプを当選させるために、バイデンの邪魔をすることに徹しています。
ネタネヤフもトランプが再選させれるまで紛争を長引かせれば、自分の自由にできると分かっているので、今どんなに国際社会から批判されても、変わらないでしょう。これはプーチンのロシアにも同じことが言えると思います。
https://www.nytimes.com/2024/03/22/podcasts/the-daily/chuch-schumer-israel.html?showTranscript=1