BT)した風刺漫画、まことに「ヘリテージ財団」の果たした役割を視覚的に的確に表現しており、おもしろい。
ヘリテージ財団は、レーガン政権が国際的反共主義を主張し、アフリカ、中米(ニクラグア)、カンボジアへの軍事介入に関与し続けた。
またユネスコから米国を脱退させることにも成功。
国内ではレーガノミックスという名を新自由主義政策を全面的に展開させることに多いに貢献した。
このあたりのことは、S.ジョージ『アメリカは』、キリスト教原理主義・新保守主義にいかに乗っ取られたか?』に詳しい。
しかし、ヘリテージ財団に限らず、ランド研究所、ブルッキングス研究所など「横」から政策決定に力を及ぼす「シンクタンク」が数多い。このシンクタンクのメンバーからホワイトハウスの要職に「回転ドア」で入室する者も多い。
つい最近退任した国務次官ビクトリア・ヌーランドの夫の、ロバート・ケーガンはブルッキングスとジョージタウン双方に関与する典型的な現世代ネオコンのリーダーである。自称「リベラル・ホーク 自由な鷲」。
米国の象徴は「鷲」なのだが、現在はイスラエルのガザの虐殺を温かく「見守っている」。たいした鷲である。
ところで、ヌーランドは米国のウクライナ政策の最高責任者の一人でもある。