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 漫画家の鳥山明さんの死が大きく報じられているようだ。私は鳥山さんの「よい読者」だったとは言えないが、まず感じたことは「やっぱり漫画家の男性は寿命が短いのだなー」ということ。

 大学生の頃、父親が「さいとうたかおプロ」で漫画家をしている友人(現東大教授)がいて、「漫画家は不規則な生活をして、無理をしがち。その上ヘビースモーカーが多いから若死になんだよー」と言っていて、その時は「ふーん」と思っていた。

 確かにさいとうたかおをはじめ、長命と言える人もいるが、全体では「平均寿命より短い」印象を受けている。その友人の父親も長命ではなかった。手塚治虫などは明らかに「過労死」だろう。

 その点で言うと、男の芸能人もかなり平均より寿命が短い気がする。

 ただ、全く違うのは漫画家は2世、3世はほとんどいないこと。芸能人は2世、3世ばかりである(ちなみに研究者も2世は多い)。

 これはいい意味での競争原理が働いているということで、日本のサブカルチャーの中でも漫画が相対的に活気がある一因かもしれない。

 しかし鳥山さん死去のニュースの量は凄い。これではまるでフェリーニが死んだ時のイタリアメディアのようだ。

 小津、成瀬、溝口が亡くなった時はまだTV時代ではないが、黒沢死去の時もこれ程ではなかったのでは?

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