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 最近、すっかり「改憲派」のリーダーの一人になった菅野(山尾)志桜里さん、野党の言説に「リベラル政党の寛容のなさ」とコメントしているが、いやはや、ここまで「転向」できるものか・・・いや、彼女の世代では「転向」は死語だろう。自分のキャリアのためには当然の選択をしている、といったところか。

 結局憲法に手を触れるのは「国民」と仰っているが、しかし、今日本で憲法改正が急務だと考えている「国民」はほとんどいないのではないか?

 それよりは格差と貧困の拡大、安定した雇用の急激な縮小、社会保障への不安、などが圧倒的に一般人にとっての優先課題だろう。

 山尾さん、「回転ドアを日本でもつくる会」の中心人物の一人である。

 つまり選挙で選ばれなくても、政府高官になれるシステムをつくれ、ということ。

 日本ではまだそれほどではないが、米国では、金融、法律、軍需産業などの重役達が、選挙とは無関係に、ホワイトハウスに出入りする。これを米国のエスタブッリュメント支配の象徴として「回転ドア」と呼ぶ。

 つまり議員でもない人間が財務相、国防相、国務相、そしてそれぞれの次官、補佐官になる。

 山尾さんは選挙をスキップ、回転ドアで「憲法改正担当大臣」にでも就任したいのだろう。これで「憲法は国民が変える」もないものだ。

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