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 現在多くの学生が在学中に「借りる」奨学金、育英会のものも含めてほとんど、それなりの利子付きの「ローン」である。

 つまり、日本の「奨学金」のほとんどは「scholarship」ではなく、「loan」である。

 しかも実は、かなりの場合大学の授業料より高い専門学校用の民間金融の「ローン」、さらに利率が高い。

 多くの大卒や専門卒の人の人は「正社員」といっても、すでに「昇給・昇進なし」なので、数百万に上るローンを返す目途は立たない。

 そこでどうするかというと、また「奨学金ローン」を返済させるための、新しい「ローン」を組ませるのである。

 日本は学歴教社会なので、同世代比、高卒でおわる人はもはや3割いかない程度。

 ということは、ここに膨大な金融業者にとっても「汲めども尽きぬ」市場がある。

 従って、今の若い人は2重に搾取されていることになる。

 この「闇のサイクル」、21世紀初頭には起動していた。
 「アベノミクスで景気がよくなったのは学生を見ていればわかる」と眠たいことを言っていた東大の先生がいたが、それは東大生だけの話(あと日本で12-15校くらい)。

 しかも、これは社会学者や経済学者の発言であるから、「空いた口が塞がらない」とはこのことである。 

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